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2016年7月9日土曜日

先週末は函館美術館に行ってきた

 先週の土日で函館に行って、『画家の詩、詩人の絵』という巡回展を見てきた。函館が最後の会場である。
 函館に行く理由は他にもあった。ケルンでハンバーグを食べること、小学生が行方不明になった場所を見物すること、『七重浜の湯』という名称の健康ランドに泊まること、などなど。

 レストラン・ケルンは、国道5号線沿いにあるハンバーグの店である。車でもう30年以上も函館に行くようになって(旅行や、そして仕事でも)、このレストランの横を恐らく200回以上は通っているけれども、一度も入ったことがなかった。
 その最大の理由は、いつも混雑していたからである、駐車場に車を入れられないくらいに。

函館・赤井川 レストラン・ケルン


 で、
「長蛇の列に並んでまでグルメのマネゴトをしない」
 というのをモットーにしている私は、いつもここを通り過ぎていた。
 ……もっとも、正直に言えば、痛風発作で苦しんでいるか・あるいは痛風前状態の関節違和感を抱えていることが多かったので、ハンバーグなんかとても食べられる状況ではない、というのもこの店の前を通り過ぎていた理由にもなっている。
 もちろん、函館で美味しいものをたくさん食べて満腹なために、珍しく駐車場が混雑していないのに通り過ぎなければならない、という場合もあった。
 土曜日だけれども、2時か3時頃にこのレストランに着くように行けば、さして混雑していることもないだろう、気になっていたここのハンバーグを食べてみよう、ということで、10時過ぎに札幌を出て、中山峠・ニセコ経由で函館へと向かう。

 甘かった。
 2時頃に着いたけれども、結局ハンバーグを食べるまで1時間ほど待たされた。店内は中国人の団体(というか、バスで押し掛けたのではなく10人ほどのグループでやってきていた)が、大声で喚き散らしていた。とても落ち着いて食事をできるような雰囲気ではなかった。
 窓からは、国道5号線の向こうに駒ヶ岳が見えた。


北海道保護男児
函館の病院から退院…「野球したい」
毎日新聞2016年6月7日 14時13分(最終更新 6月7日 17時11分)
 北海道七飯(ななえ)町の山中で行方不明になり、6日ぶりに保護された北斗市の小学2年、田野岡大和さん(7)が7日午後、入院していた函館市の市立函館病院から退院した。
 大和さんは午後2時過ぎに報道陣の前に姿を見せ、父の貴之さんらに見守られながら、野球ボール形の寄せ書きを手に問いかけに応じた。
 「何をしたいかな」と問いかけられると「野球です」と応じ、「体の具合はどう?」と聞かれると「大丈夫です」とはっきりと答えた。そして「学校に早く行きたい?」との問には「行きたい!」と笑顔で元気よく話した。
 大和さんは今後、スクールカウンセラーらの支援を受けながら学校生活へ復帰の準備を進める。
 大和さんは5月28日午後5時ごろ、両親や姉と車で帰宅中に七飯町の林道で車から降ろされ、置き去りにされた。6月3日に直線で6キロ離れた自衛隊演習場にある施設で保護された。
 市立函館病院に搬送された後は一時、点滴をしていたものの病院食をたいらげるなど順調に回復。絵を描いたり家族とトランプをしたりして過ごし、「(母親の)ハンバーグやパンを早く食べたい」と話していたという。
【遠藤修平】




ホテル白樺が今月末で休館
 【七飯】大沼国定公園にほど近い七飯町東大沼31の温泉ホテル「ホテル白樺」(客室22室)が老朽化によるリニューアルのため、6月末で休館することが19日、明らかになった。経営する湯の浜ホテル(函館市湯川町1、金道太朗社長)は「設備の補修や改築を行い、2―3年後の営業再開を目指す」としている。
 ホテル白樺は、函館バス興産が1980年に開業。2001年3月から同社の会社清算に伴い、湯の浜ホテルが土地、建物を購入して経営を引き継いだ。鉄骨3階建てで、大浴場や100人収容の宴会場などを備え、「会合や宴会など地元客の利用も多かった」(同ホテル)という。
 建物は築30年近く経過し、特に配管類やエレベーターなど機械設備などの老朽化が目立ち始め、金道社長は「万が一事故があってからでは遅い。ただ、改修には億単位の費用がかかるため、今の経済情勢を踏まえても再投資する時期ではないと判断した」と話す。近年はピーク時に比べ宿泊客が3割程度落ち込んだことも追い打ちを掛けた。
 同ホテルは大沼湖畔の東大沼キャンプ場の北東約2キロにあり、自然豊かなロケーションも売りの一つ。金道社長は「6年後の北海道新幹線開業を見据え、田舎旅館のような特色のあるリゾート施設として再オープンさせたい」と話している。既に予約が入っている利用客のため、8月ごろまでは営業を続けるという。

 洞爺丸が沈んだのが、1954年。死者行方不明1155人。その慰霊碑が近くにあった。
 近くには、ラーメン屋さんぱち、があった。チェーン店で、たいていのところはさして美味しくないのだけれども、ここ七飯のさんぱちは美味しかった。数年前、修道院見学の帰り道、奥さんと一緒に入って、思いがけず美味しいラーメンを食べることができたのを二人で驚いたことを覚えている。
 Everything reminds me of something. Or rather, something reminds me of everything.


 『七重浜の湯』という健康ランドの露天風呂からは(2階の食堂からもだけれども)函館山が(函館山という海に浮かぶ島が)美しく見える。
 ただし、私は二度とこの健康ランドには行かない。不愉快なことがあった、というのではなく、この施設が「タバコ野放し」といった状況だからである。
 2階に仮眠室があるのだけれども、そしてちゃんとしたマットレスも用意されていて寝心地はいいのだけれども、ドアは常に開けた状態(襖だったけれども)で、仮眠室の入り口から2メートルか3メートルくらいのところに、喫煙所があるのである。喫煙所といっても、単なる通路にソファと灰皿スタンドが置かれているだけで、ガラスや壁で隔離されているわけではない。
 当然、入れ代わり立ち代わりやってくる喫煙者たちの生み出す煙(発がん物質)が、仮眠室に入ってくる。24時間、というか、夜間も切れ目なくタバコの煙を吸わされた。おそらく、いや確かに、私がここ数年で吸わされたタバコの煙の総量よりも、この一晩で吸わされた総量の方が多い。
 普段は一切タバコの煙を吸わされることなどない生活をしているので、この健康ランドのタバコ地獄は拷問だった。だから、二度とこの健康ランドには行かない。
 今でも、一週間経っても、まだ喉が少し痛む。

 翌朝、このタバコ臭い健康ランドを早々に出て、函館昭和町のマクドナルドに逃げ込む。その前に、日曜早朝の、人気のない時間帯の函館市立病院に行き、もちろん中には入れないので、外から写真を撮る。「患者の少女たちに猥褻行為を繰り返していたレントゲン技師がまだ働いている悪評の病院」である。この病院の屋上のヘリポートに運ばれたのが、6日間自衛隊基地に潜んでいた小学生。あれほど元気な少年を、わざわざヘリコプターで運ぶという神経が私には理解できなかった。