ページ

2016年6月10日金曜日

ゴルフ場の宿泊施設 淡路島 雫石 大沼 ゴルホ旅

 何年か前、淡路島で宿泊したとき、利用したのがゴルフ場のホテルだった。
 ここ。

http://www.springresort.co.jp/


 ネットで検索していて偶然見つけたのである。私は一度もゴルフをしたことがないし、したいとも思わない。ゴルフ愛好家と登山愛好家というのが重なる、なんてことはあるのだろうか。山登りが好きな連中はクラブを手にボールを打って、農薬だらけの芝生の上を歩く、なんてことは嫌悪していると思うのだけれども……。

 先ごろ函館の小学生が山中に(実は自衛隊の施設の中に)6日間行方不明になっていた事件があったけれども、あの近くに大沼プリンスホテルがある。
 客が減少し、ホテルの周囲に造られているゴルフ場は、使われなくなり、放置されていた。全部のコースではなく、確か半分くらいが使われていなかったと思う。
 その、放置されたゴルフ場の中をトレッキングするという「アクティビティ」があり、フロントでわずかな料金を払って、許可証のようなものを貰い、それを持って歩き回るのである。
 放置されて何年経っていたのかは知らないけれども、美しいゴルフコースは、雑草だらけ——というだけでは済まない。なんと多数の灌木があちこちに我が物顔に育っているのである。
 普段、テレビや写真で美しいゴルフ場のコース風景に見慣れている人間にとって、そのコースのあちらこちらに、醜い皮膚病変ででもあるかのように灌木の茂みが出現しているのはとても異様、異世界のように見える。
 大沼プリンスホテルを囲むゴルフ場では、今は再びすべてのコースが美しい芝生の状態に戻っている、のかもしれない。というのも、このホテルにテコ入れが入って、リニューアルオープンしたというようなニュースをどこかで耳にしたような気がするから。
 グーグル検索をかけても、「廃墟のようなゴルフ場」の写真は出てこない。私はたくさん写真を撮ったのだけれども、そのSDカードをどこにしまったのか、いつものことながら探し出せないでいる。

 淡路島のゴルフ場ホテルは、韓国資本が買収していて、ホテルの朝食も韓国人らしき女性たちが給仕してくれた。部屋からはゴルフ場が見えて、3月末(だったと思う)にゴルフを楽しんでいる人たちの姿を見ることができた。北海道では殆ど全てのゴルフ場はその時期は雪に埋もれている。


 去年は雫石プリンスホテルの7階の部屋からゴルフをやっている人たちを見下ろしていた。

 ゴルフには全く興味がないけれども、ゴルフ場の美しさというものは理解できる。
 函館五稜郭病院にはいろいろな絵が飾ってあるけれども、ゴルフ場ばかり(?)を描いているフランス人リトグラフ作家の作品もある。ゴルフ場の美しさ、人の手が支えている美しい芝生と林と池の風景は心を落ち着かせる。
 人の手が支えなくなると、一気に周りの植物が侵食してきて、不気味なカオスが形成される。そのまま放置してしまえば、やがてただの雑木林になってしまうのだろう。

 人類がやがて滅亡してしまえば、世界中にある・おそらく何万とあるゴルフ場コースの全てが、ゆっくりと植物に襲われて(樹林の下に埋もれていたアンコールワットのように)すべてが跡形もなく見えなくなってしまうのだろう。

 ……なんてことを考えさせてくれるので、ゴルフを全くやらない私も、ゴルフ場のホテルに泊まることは好きなのである。

 ゴルフ場のホテルに泊まり歩くことを、「ゴルホ旅」という。

 私と同じように「ゴルホ」している人もいるけれども、たとえば三重のゴルフ場ホテルに関してはこんな「クチコミ」もある。


http://travel.yahoo.co.jp/dhotel/shisetsu/HT10023093/review?ci=20160720&co=20160721&rm=1&adlt=1&facet_flg=1

大人4名で、ヴィレッジ利用。以前にも利…
おすすめしない 2013年8月宿泊
大人4名で、ヴィレッジ利用。以前にも利用体験ありです。 今回はログハウスに宿泊しましたが、とにかく壁は真っ白なほど埃が積もっています。受付のスタッフの教育はゼロと言ってもおかしくない。お盆の時期の忙しさではあるが、お客様に対しての態度は受け付けでもレストランも巡回しているバスの乗務員も非常識すぎる。 ゴルフのお客様が何より優先であり、ただの宿泊者は二の次。お客のうちには入っていない!ようです。部屋に空きがあるのいで埋めている!かのような印象を受けました。(引用終わり)


 まぁ、確かに、ゴルフをしない宿泊だけの客は、ゴルフ場ホテルにとっては「なんちゃって客」でしかないのだろう。 だって、「落とす金額」が断然違っているのだから。

 でも、雫石プリンスホテルや、淡路島のスプリングリゾートは、「なんちゃって客」にとっても快適だった。
 スキー場のリゾートホテルである猪苗代リゾートホテルも同じように快適だった。
 どのホテルにも共通するのは、街中にはなくて・大自然の中にあり・温泉もあって、瀟洒な建物である、ということか。リフレッシュするにはこういった施設が最も理想的だと思える。

 やがていつかは死ぬのである。

 たまにはこうしたホテルに泊まって、「プッハー」(命の洗濯)をすることも必要なことである。




雫石プリンスホテルから眺めるゴルフ場




 猪苗代リゾートホテルから眺める猪苗代湖