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2016年6月25日土曜日

熊本地震 車中泊







 先週の日曜深夜、熊本県民テレビが制作したドキュメントを録画して、2、3日前に観た。印象的だったのは、どこかの研究所で行われた実験映像。耐震補強をしていない住宅と、耐震補強をした住宅を並べて建てて、そこに震度6の揺れを・人工的地震を負荷してみる。
 耐震補強していない住宅は、やがてまもなく倒壊した。補強をしている住宅は持ちこたえる。
 そこで、しばらくしてから、再び同じく震度6の揺れを負荷する。すると、耐震補強している住宅も、やがてまもなく倒壊してしまったのである。つまり、一度傷ついた住宅は、二度目の地震に耐えられないことがある、ということ。
 ドキュメンタリーのナレーションで、熊本地震で49人が死亡しているけれども、そのうちの40人が、二度目の地震(結局はこれが本震だった)によるものだった、とあった。
 傷ついた住宅に戻れない住民の気持ちは理解できる。
 家に戻って、家の中で再び震度6とかが来たならば、今度こそ家が倒壊し、下敷きになって死んでしまうかもしれないのだから。

 ということで、熊本では多くの人が最初は(最初といっても2週間、3週間、いや1か月という長期に渡ってのことだけれども)、車中泊をせざるを得なかった。
 三菱の軽自動車の前で食事を取っている夫婦と子供2人の親子。その後、トレーラーを貸し出され、トレーラーの貸し出し期限が過ぎたあとはテント生活をしていた。
 この夫婦、地震直後からトレーラーを借りるまで、軽自動車の中で暮らしていた。子供は小さいので体を伸ばして眠ることができたけれども、夫婦2人は、
「夜通し車の中で座っていた」
 という。よく身体をこわさなかったものだと思う。何日も、狭い軽自動車のシートの上に座って夜を過ごすなんてことになったら、私だったら気が変になってしまっていたことだろう。
 この夫婦だけではない、熊本では多くの家族が、車中泊を強いられていた。
 こんな時に便利なのは、ミニバンとかステーションワゴンのように、後部座席をフルフラットにできる車種だろう。たとえシーマであっても、あるいはレクサスのセダンであっても、脚を伸ばして眠ることはできない。座席をリクライニングにして座ったまま眠るか、後部座席で脚を折った状態で眠る(これもつらい)しかない。

 ということで、札幌も断層が走っていて、いつ熊本の人たちと同じように激震の後に車中泊を強いられるかわからない身としては、つくづく考えさせられた。恐らく数年後、今のセダンタイプの車から新しい車に乗り換えなくてはならないが(数年後まで生きていられるとして……)、もうセダンタイプは選択肢から外さなくてはならないだろう、と。


作成途中


2013年5月26日で唐突に終わっている。

ワンボックスカーをフルフラットで使う工夫について。