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2016年6月2日木曜日

バッハ 無伴奏バイオリンのためのソナタとパルティータ 潮田益子



 考え込むことがある。

 それは、同じ曲をずーっと何度も、というか何十回何百回と聴いていても問題はないのだろうかということ。
 それくらい、つまり少なくとも1日に数回(10回以上?)、バッハの無伴奏バイオリンのためのパルティータ第2番、それもシャコンヌを聴いている。というか、潮田益子のこの2枚のCDを、交互に、リピート演奏で一日中耳にしていることが多い。

 もちろん、昔から何度かバッハのこの曲は聴いたことがあって、しかし、一度も強く心を揺さぶられたような体験は無かった。バッハ全集でも、@(名前は後で入れる)が弾いていて、このバイオリニストももちろん有名な人物なのだけれども、少しもいいとは思わ無かった。

 ところが .......。
 アマゾンで手に入る潮田益子のCDは数枚あって、それらを全部注文したのだけれども、中の一枚が(正確には2枚組だけれども)、バッハの無伴奏バイオリンのためのソナタとパルティータだった。

 以下はウィキより引用。 潮田 益子(うしおだ ますこ、1942年4月4日[1] - 2013年5月29日[2])は、満洲国奉天市(中国瀋陽市)出身のヴァイオリニスト。
ボストンのニューイングランド音楽院教授[3]を務め、ソリストとしても国際的に活躍した。
(引用終わり)


 潮田は白血病のためにボストンで死亡している。71歳だった。
 私は、高齢者の白血病患者を数多く診てきた。高齢者の白血病では、骨髄移植という選択肢は無い。抗癌剤による治療が主な方法だけれども、あまり効かない。数十人の高齢者白血病患者を看取ってきた。そのほとんどが、最期は悲惨なものだった。
 つまり、潮田益子も、辛い高齢者白血病治療の末に亡くなったのだろう。


Bach, als seine Frau starb, sollte zum Begräbnis Anstalten machen. Der arme Mann war aber gewohnt, alles durch seine Frau besorgen zu lassen; dass da ein alter Bedienter kam, und ihm für Trauerflor, den er einkaufen wollte, Geld abforderte, er unter stillen Tränen, den Kopf auf einen Tisch gestützt, antwortet; “Sagt’s meiner Frau.” (Heinrich von Kleist, Anekdote)


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