ページ

2016年3月14日月曜日

日本人の思考停止



http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160310/3577541.html
ひき逃げ事件で運転手を逮捕
03月10日 07時24分
9日、帯広市の国道で医師の男性がひき逃げされて死亡した事件で、警察は、釧路市の54歳の運転手をひき逃げなどの疑いで逮捕しました。
調べに対し運転手は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、釧路市興津の運転手、伊賀幸一容疑者(54歳)です。
警察の調べによりますと、伊賀容疑者は、9日午前3時ごろ、帯広市西10条北1丁目の国道38号線で、市内に住む医師の佐藤幸彦さん(54歳)をトレーラーではねて死亡させたうえ、現場から逃走したとしてひき逃げなどの疑いが持たれています。
警察では、目撃情報や防犯カメラの映像を分析するなどした結果、この時間帯に現場を通ったトレーラーが佐藤さんをはねた疑いが強まったと判断し、10日未明、逮捕しました。
伊賀容疑者は、仕事で帯広から釧路方面に向かっているところだったということです。
調べに対し、「路上に何か見えたのでかわした。気になって戻ったがブルーシートのように見えたので現場を離れた」と容疑を否認しているということで、警察は、さらに詳しく調べることにしています。


http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20160311/3598261.html

ひき逃げ トレーラーに血液

03月11日 19時06分
9日、帯広市で医師がひき逃げされて死亡した事件で、逮捕された運転手のトレーラーに被害者のものとみられる血が付着していたことがわかり、警察は詳しい鑑定を急いでいます。
調べに対して運転手は容疑を否認しているということです。
9日未明、帯広市内の国道38号線で、市内の医師、佐藤幸彦さん(54歳)がひき逃げされて死亡しました。
警察は11日、ひき逃げなどの疑いで逮捕した釧路市の運転手、伊賀幸一容疑者(54歳)の身柄を検察庁に送りました。
調べに対して伊賀容疑者は、容疑を否認しているということです。
一方、その後の調べで、伊賀容疑者のトレーラーの車体の前の部分に被害者のものとみられる血が付着していたことがわかり、警察は詳しい鑑定を急いでいます。
また11日、現場では警察や北海道開発局の担当者が出て、事故が起きやすい構造的な問題がないかを調べました。
開発局によりますと、現場付近では節電のため、街灯を消していた場所があったということです。
帯広警察署の蔵田修治交通第一課長は「道路の環境に改善できることがないか今後、協議したい。交通安全の重要性を歩行者、運転者の双方に訴えていきたい」と話していました。

▲:死亡した放射線科医は、名簿で見ると、旭川医大を卒業して北大医学部放射線科に入局している。
 事故の現場はそれこそ100回以上は私も走っている。札幌から帯広、そして釧路へと向かう国道。帯広の中心街・繁華街は国道からかなり外れた南にあり、この事故現場には飲み屋街は無い。午前3時に、こんなところで何をしていたのだろう。自宅の方向とも逆。勤務先の厚生病院は帯広駅のそばで、そこともずいぶん離れている。
 しかも、今までの報道によると、道路に倒れていたようだ、最初にトレーラーが轢いたときには。
 深夜3時、街灯を省エネのために消している国道で、道に倒れている人間を簡単に認識することができるだろうか?
 トレーラーの運転手は54歳で、恐らく妻も子もいることだろう。こんな時間も家族のために一生懸命に働いていた運転手の前に、ヘッドライトだけで照らされる深夜の道の上に、突然、横になっている男が現れ、あっという間に轢いてしまった、というのが最も考えられる。
 このトレーラーの運転手と同じような立場に立たされることは私には絶対にない、と、一体誰が断言できるだろうか。


 昔、統合前の西ドイツの国内事情について書かれている本を読んだことがある。ドイツでは、一般市民も低額の顧問料を払って弁護士と契約していることが多い。それほど訴訟沙汰が多いのである。
 ある日本人夫婦も顧問弁護士と契約していた。
 その日本人が運転する車の前に、突然子供が飛び出してきて、轢き、死んでしまった。
 日本社会なら、突然子供が飛び出しても、轢き殺した方が「絶対に悪い」ということになる。
 ところがドイツは違う。交通法規を無視して、道に飛び出してきた子供が悪い、ということになる。そこまでなら、まだ、そんなものなのか、と理解できる。しかし、話は続きがある。
 顧問弁護士は、車が傷ついたり仕事を休んだりしたことで、この日本人が損害を受けたのだから、
「損害賠償を亡くなった子供の親に請求しよう」
 と強く勧めたのだという。日本人夫婦は、もちろん、日本人らしく、そんなことはしなかったけれども、ドイツ人なら当然の権利として死んだ子供の親に損害賠償訴訟を起こしたのだろう。
 で、夜中に、省エネのために街灯を消している暗い国道で、道に横になっている(酔っていた?)男性を発見するのが遅れて轢いてしまったトレーラーの運転手を、100パーセント過失がある、と糾弾するのが日本社会である。
 命が一番大事、という御題目のもと、それ以上のことは考えられない国民、思考停止してしまう国民、それが日本人である。

 新しい肺癌治療薬は、仮に一年間一人の人に使えば、3500万円かかるという。それが保険で通ったらしい。仮に肺癌患者の全員に使うと、それだけで年間一兆数千万円の医療費がかかる。
 明らかに、日本の医療保険制度は崩壊する。
 それでも、「命が一番大事」という御題目を唱えながら、崩壊へと駆け続ける集団自殺のネズミかイノシシのように海へと向かうのが日本人。
 東北の太平洋沿岸には、冗談のように高くて頑丈な護岸壁が次々と建設されている。「命が一番大事」という誰も抵抗のできない御題目のもと、無尽蔵の予算があるかのように、「人の命を守る防潮堤」が建設会社によって築かれている。

 民族を特徴づけるものがあるとすれば、コリアンは火病発作とか「ウソ平気観」があるけれども、日本人の場合は
「思考停止したままの強制集団行動」
 だと思う。

 高齢によって判断力が低下し、さらにはボケてきている老人が、突然道に飛び出してきて、避けきれなくて轢いたとしても、もちろん、日本では運転手が悪いことになる。
 痴呆症老人が列車を止めても家族に責任は無い、もちろん、日本社会では「痴呆症老人に責任は全く無い」。
 かくして、そのうち、痴呆症老人が車で歩行者を轢き殺しても、老人にも家族にも責任は無い、轢き殺された人は運が悪かっただけ、ということになる。
 いや、既になっているのか……