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2016年2月20日土曜日

気になったニュース 千葉県がんセンター



乳房全摘、取り違え原因特定できず…院内事故調

2016年02月18日 11時31分 読売新聞
 千葉県がんセンター(千葉市)が乳がん患者の検体を取り違え、早急な手術が必要ない患者の右乳房を全摘した医療事故で、外部の医師や弁護士らが加わった「院内事故調査委員会」(長谷川剛委員長・上尾中央総合病院院長補佐)は17日、報告書をまとめた。
 検体を入れた容器に看護師がラベルを貼る作業から、臨床検査技師が検体を保存するための容器「カセット」に移し替えるまでの過程で、取り違えが起きた可能性が高いと結論づけた。この過程には臨床検査技師ら4人が関与したが、原因は特定できなかった。

 報告書によると、同センターは2015年12月、30歳代と当時50歳代の患者の検体を取り違え、早急な手術が必要ない30歳代患者の右乳房を全摘出した。乳腺外科では同年10月中旬の同じ日、外来担当の医師が、2人の胸に針を刺して細胞組織を採取する「針生検はりせいけん」を行った。

▲:原因はわからないけれども、このまま業務を続けるのだという。
 あまりの御粗末な医療行為に、ただただ言葉を失う。
 また同じような取り違えをしでかして乳房全摘をやってしまったとしても、「原因不明」ということで医療行為を平然と続けてゆくつもりなのだろうか?
 院長は永田松夫という人物らしいけれども、こんな「わけのわからない文書(報告書)」をホームページに載せて、センター全体として「居直っている」としか思えない。
 多くの医療機関において共通の問題……すべての医療機関において検討する必要がある……厚生労働省による政策的支援が必要である……
 素晴らしい言い逃れ責任転嫁居直りの文書である。これを雛形にして、他の医療機関でもこんなバカげた事件を起こした場合に、こうした「報告書」をホームページに掲載するといいだろう。







ついでに、こんなニュースもある。

http://www.chibanippo.co.jp/news/national/248009
治療3日後患者死亡 事故か、調査委設置 腹腔鏡下手術問題の担当医 千葉県がんセンター
2015年03月27日 10:41 
死亡事故が起きたとして謝罪する県がんセンターの永田松夫病院長(中央)ら=26日午後、千葉県庁
 千葉県がんセンターは26日、千葉県庁で会見を開き、肝細胞がんで化学療法を受けた県内の男性患者(65)が治療3日後に急変して死亡したと発表した。主治医は、腹腔(ふくくう)鏡下手術を受けた患者11人が短期間に死亡した問題で8人を担当した50代の消化器外科医。同センターは医療事故の疑いがあるとして院内事故調査委員会を設置して詳しい原因を調べるとともに、同外科医に診療停止を指示した。
 同センターによると、今回の男性患者は2009年8月から定期的に入院して、カテーテルを足の付け根から挿入し肝動脈内に抗がん剤などを投与、血流を遮断してがんを死滅させる療法を受けていた。今月16日の治療後、19日朝に容体が急変して集中治療室(ICU)に運ばれたが、同日夜、死亡した。病理解剖の結果、死因は肝細胞がんの破裂による出血だった。男性のがんは末期まで進行していたという。
 男性患者が同療法を受けるのは12回目で、最初から問題の外科医が担当。治療後に容体が急変したケースはこれまでにないことから、原因究明のため24日に調査委を設置した。外科医は昨年12月の治療の際に使った抗がん剤の種類を誤って家族に説明しており、調査委は患者側への対応状況も調べるという。外科医は300例以上の経験がある同療法のエキスパートとされ、腹腔鏡下手術の問題で昨年5月から手術の執刀から原則外れた後も、同療法については従来からの患者10人程度に治療を行っていた。同センターの聴取に「こういう結果になり残念。心からおわびする」と話しているという。
 会見した永田松夫病院長は「患者に申し訳なく思っている。(腹腔鏡下手術の問題があり)病院全体で改革を進める中で起こった事例なので公表した」と話した。担当が同じ外科医だったことについては「重く受け止めている」と述べ、外科医を診療から外したことを明らかにした。
 調査委には外部専門家も入る予定。できるだけ早く調査結果を出し、男性の家族や腹腔鏡下手術問題の第三者検証委に説明、報告するとしている。


http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150401/dms1504011208010-n1.htm

本当は怖い「腹腔鏡手術」 熟練の技が不可欠 千葉県がんセンターでも11人死亡 
2015.04.01 zakzak
 千葉県がんセンター(千葉市)で術後に患者11人が相次いで死亡し、腹腔鏡手術の安全性に注目が集まっている。昨年には群馬大学病院(前橋市)でも同じく術後に患者8人が命を落としていたことが発覚。痛みが少なく傷が目立たないなどとして人気が高まっている最新の医療技術だが、メリットが大きい分、リスクも潜む。専門家は「医師選びを慎重にしないと命にかかわる危険も伴う」と注意を呼びかけている。

 腹腔鏡手術後に患者が死亡する例が続発した千葉県がんセンター。


 問題を調査する県の第三者委員会によると、2008~14年に胆管がんなどの手術を受けた50~80代の男女11人が手術当日から約9カ月後の間に死亡した。調査対象となった11例のうち10例で、手術方法の選択や手術時の対応など、診療上の問題があったという。


 腹腔鏡手術をめぐっては、群馬大学病院でも10~14年にかけ、肝臓の切除手術を受けて術後4カ月未満に8人の患者が死亡する事故があった。


 「そもそも、腹腔鏡とはおなかの中をみる内視鏡のこと。ヘソと左右下腹部の3~4カ所に5ミリ~1センチ程度の小さな穴を開け、そこから筒状のスコープや器具を入れて治療する」(医療関係者)


 早期の社会復帰が可能なのも特徴の1つ。通常の場合、3~5日程度で退院できるため、開腹手術に耐える体力のない高齢者や、体に傷をつけたくない人たちを中心に人気が高まっている。


 医療ジャーナリストの長田昭二氏は「しっかりした技術と経験を持った医師が決められた基準の中で行えば、患者側にメリットの大きい手術だ。ただ、リスクもある」とし、こう続ける。


 「開腹手術のように患部を触診できないため、ある程度の経験を積んで感覚をつかんでおかないと誤診や事故を起こしやすい。それに、医師が腹腔鏡という手段にこだわり過ぎると、患者を危険にさらすことになる。状況によって開腹手術に切り替えるなど、適切な方法を見極める判断力が必要になってくる」


 千葉県がんセンターのケースでも、医師が腹腔鏡で手術を完遂させることにこだわったことが問題を拡大させる遠因になったとの指摘もある。


 手術対象の臓器によっては、腹腔鏡が有効でない場合もあり、「胃や大腸などの腸管の手術には有効だが、肝臓や膵臓(すいぞう)などには高い技術力が必要で、開腹手術での豊富な経験が欠かせない」(先の医療関係者)という。


 では、安全に手術を受けるためにはどんな点に注意すればいいのか。


 「腹腔鏡を受ける際には、医師選びに慎重になるべきだ。症例数をきちんと見極めて経験豊富な信頼できる医師に任せることが大事。経験と技術が何よりも求められる術式であるため、普段は腹腔鏡をやらない医師に無理にお願いしないほうがいい」(長田氏)


 リスクの見極めが肝要だ。