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2016年2月11日木曜日

セブンイレブンの金のビーフカレーだけには二度と手を出さないこと


▲:今日の夕食は作るのが面倒なので、近くのセブンイレブンで、「金のビーフカレー」と名付けられたレトルトまがい(レトルトではない)の食品を買ってきて、御飯と一緒に食べた。このカレーの、あまりのベタ甘さ(グロいまでに甘い)、に、口の中と胃の中が狂いそうになったけれども、そこはこれまでにも数多くの試練(とても不味い食品を食べること)を乗り越えてきた57歳の男性(私のこと)、我慢して食べ切ったが、
二度とセブンイレブンのレトルトまがいの金のナンタラ、という食品だけには手を出さない
 と誓った。
 それでも、以下の提灯記事によると、鈴木敏夫は
「顧客志向」
で有名であるらしい。こんな甘くて不味いカレーが売れているとしたら、そう、きっと私の舌が悪い、ということなのだろう。もしくは、日本の社会には味覚障害の人間が多数いるということなのだろう。


http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20160211-00086002-diamond-nb&ref=rank&p=2

セブンイレブンだけがなぜ売れるのか?鈴木敏文氏の仮説検証力
ダイヤモンド・オンライン 2016/2/11 08:00 高野研一

(前略)
 もうひとつ鈴木氏の特徴として挙げられるのが徹底した顧客志向である。真に顧客の心理を優先すると、売り手にとって不都合なことがたくさん出てくる。「鮮度」にこだわると配送回数が増える。死に筋商品を捨てると処分損が出る。周囲に別のセブン-イレブンの店が出ると自店の売上が減る。鈴木氏はこうした売り手の論理を一切意に介さない。メーカーに対しても妥協しない。品揃えを広げ、商品同士を競わせる。遠隔地の大工場でなく、消費地に近いところに小規模の専用工場をたくさんつくらせる。

 こうした「業界の常識」に縛られない自由なモノの見方が、消費者の内面に関する斬新な仮説の設定を可能にし、商品の買い上げスピードを高めている。と同時に、仮説を検証することを通じて「本当のようなウソ」を暴き、常識に縛られないモノの見方を獲得している。


● 仮説設定・検証力を高める ダイレクトコミュニケーション


 しかし、鈴木氏が真に優れているのは、それを自分の個人芸に留めず、組織能力にまで高めているところにある。


 この斬新な仮説の設定を組織的に推進する上で重要な役割を果たしているのが、全国各地に散らばる、2000名を超えるOFC(オペレーション・フィールド・カウンセラー)だ。OFCは各地域における店舗を訪問し、店長や店員が仮説を立てるのを支援するとともに、POSデータを使って仮説の検証を行い、彼らにフィードバックする。


 また、毎週1回東京の本部に集まり、全国で行われた検証活動から得られた洞察を吸収する。その中に自分の担当地域に横展開できるアイデアがあれば、すぐに店長たちと共有する。週1回2000名を超えるOFCを東京に集めるのには相当なコストがかかっているはずだ。普通の企業なら、コスト削減の観点から、成功事例集をつくってメールで配信する、ビデオ会議に変えるなどのアイデアがすぐに出てきそうだ。


 しかし、鈴木氏は成功事例をマニュアル化することを戒めている。そんなことをしても、すぐに真似され、効果が長続きしないことがわかっているからだ。鈴木氏が着目しているのは、そうした目に見えやすいところではなく、絶えず最新の仮説を立てる組織能力を高めることである。そのために、週1回のダイレクトコミュニケーションが重要な役割を果たしているのだ。


 それでは、なぜ週1回のダイレクトコミュニケーションが仮説設定・検証力につながるのだろうか。前回グーグル創業者のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンを紹介した際に、イノベーションを生む人間の脳の働きについて触れた。


 「石のかけら」と「木の棒」という、一見関係のない2つの概念が、われわれの無意識の世界の検索活動に同時に引っかかり、「ヤリ」という新たな概念(上位概念)が生まれる人間特有のメカニズムだ。


 店頭でのものの動きをPOSデータを通じて観察していると、次第に色々なことが気になるようになっていく。つまりOFCの無意識の世界の検索活動に、様々なことが引っかかるようになるのだ。それがある時、「消費者が求めているのはコレではないか」という仮説となって、突然頭の中にひらめく。

(後略)