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2015年4月7日火曜日

病院関連 コリアン製ルーター ビュッフェ



 年休を取ろうとして、医局の机の上にあるパソコンから年休申請サイトにアクセスしようとしたら、
「認証期間が過ぎているため使用不可能」
という表示が出ている。
 新たに認証期間の延長をしようとしたら、途中でパソコンがフリーズ。
 仕方なく、事務の女性職員のところに行き、事務の方に年休を申請した。何のために年休申請サイトがあるのか、これでは大昔と変わりない、ネット時代前の状態。

 今こうしてブログを打っている間にも、ここまでで、数回、ルーターの電源が落ちた。
 ドコモで渡されたこのコリアン製ルーター、以前から電源が落ちることがよくあったけれども、たった数分の間に数回も落ちてしまうとは、使い物にならない。

 病院からの帰り、ホテルニューオータニ札幌に行く。そこのレストランで夕食を取り、久しぶりにビュッフェの大作でも鑑賞しようかと思ったのだ。時々、この絵が見たくなる、5メーター×2・5メーターほどの、鶴5羽を描いた油彩。俗な私がときどき考えることは、この絵は何千万くらいの価値になるのだろうか、軽く1億は超えるのだろうか、などということだけど、残念ながら、レストランは改装中で中には入ることができなかった。しかし、入口から中の様子を窺うことはできて、絵も少し斜めからではあるけれども十分に見ることができた。
 2階へ続く踊り場にある、2メーター×1・5メーターほどの、2羽の鶴を描いた作品はゆっくり鑑賞。今回初めて、2階から3階に続く階段の踊り場にシャガールのリトグラフを飾っていることを知る。結婚式の情景だけれども、「華がない」。シャガールは結婚式を描いた作品を数多く生んでいるけれども、ここにあるものは傑作とはいいがたい。
 そういえば、先日、神戸でチューリヒ美術館展を見てきたけれども、そこに出されていたシャガールの戦争を描いた3メートル四方ほどの大作は素晴らしかった。あの稚拙ともいえる描写方法が、却って戦争の残虐さや悲惨さを人にじっくりと伝えることに成功していた。「写実的に描かれていたとしたら」、人は目をそむけたくなるかもしれないけれども、子供の絵のように・子供の視点で描かれたようなあの戦争の絵は、人の目を引き付けて釘付けにする。
 でも、一般に好まれているシャガールのおめでたい空中を抱き合って飛ぶカップルの構図は、半分溶けた砂糖菓子のようで、私の趣味ではない。

 ビュッフェは年老いてから、病気を苦にして自殺した。パーキンソン病、71歳で死亡。
 彼は多くのピエロの絵を描いた。それを見ると、彼が鬱病であったことが、なんとなく推測できる。彼の絵は、哀しい、のである。いわば「短調の絵」、とでも呼ぶべきか。
 短調の音楽を聴いて、人が慰められるように、ビュッフェの絵を見ていると、「生きることは哀しいことだ」という旋律が聞こえてくる。しかし、それで逆に生きる力を与えられる、という不思議な結果を得ることがある。
 それが、絵画によるTherapyというものなのだろう。
 で、ときどき、無性にビュッフェの絵を見たくなるけれども、静岡まで簡単に行くことはできないので、ニューオータニのレストランに、年に一度か、二年に一度行くのである。