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2014年12月9日火曜日

資料 八鹿病院(兵庫県養父市)

2014.5.27 08:25 産経新聞
医師がわずか2カ月で命を絶った常軌を逸したパワハラとは…過労自殺判決 鳥取地裁
【自殺問題】
 公立八鹿(ようか)病院(兵庫県養父(やぶ)市)の男性医師=当時(34)=の自殺について、当時の上司による長時間労働とパワーハラスメントが原因だったとして、病院と、元上司個人の賠償責任を認め、計約8千万円の損害賠償を言い渡した25日の鳥取地裁米子支部判決。上杉英司裁判長は「厳しい言動と自殺に因果関係があった」と指摘した。
 八鹿病院に派遣されてわずか2カ月で自ら命を絶った男性医師。夜間緊急時に呼び出される「オンコール」や宿直勤務で長時間労働に陥り、周囲のサポートが不可欠だったにもかかわらず、訴訟で判明した元上司の医師2人によるパワハラは常軌を逸していた。
 直属の「医長」は回診中に看護師や入院患者の前で説教を繰り返し「介助の要領が悪い」という理由で頭をたたいた。自殺の5日前には「君は給料の4分の1から3分の1しか働いていない。仕事ができないことを両親に電話してやろうか」と言い放った。
 その上役に当たる部長は医長の言動を黙認。手術中には「大学でできたことがなぜできない」「田舎の病院と思ってナメとんのか」などと叱責したという。
 男性医師の前に2人に仕えた医師らは「3カ月ほどで8キロやせた。できれば記憶から消し去りたい経験」「蹴ったりたたいたり頭突きをしたり。ストレスのはけ口にされていた」などと振り返った。
 判決を受けて記者会見した男性医師の両親は、病院側の第三者委による報告書でパワハラの詳細を初めて知り「なんで息子がこんなことに…」と泣きながら読んだことを明かした。
 母親(67)は、衆院厚生労働委で今月23日に可決された「過労死等防止対策推進法案」に触れ「法律に息子の命が生かされると信じている。過酷な現場で働く若い医師たちが、どうすれば普通の人間らしく暮らせるか、国をあげて考えてほしい」と語った。


2014/6/10 19:24 神戸新聞
8000万円賠償命令の病院側が控訴 八鹿・医師自殺
 兵庫県養父市の公立八鹿病院の男性勤務医=当時(34)=の自殺について、運営する病院組合と上司2人に対し、計約8千万円の支払いを命じた鳥取地裁米子支部の判決を不服とし、被告の病院側と、原告の遺族がそれぞれ10日までに控訴した。
 病院側が4日付、遺族が9日付。判決は、勤務医の過重労働と上司の医師によるパワーハラスメントを認定する一方、勤務医の一部過失を認めた。