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2014年8月23日土曜日

資料 パソナ 南部靖之



●週刊新潮 2014年6月5日号より引用
「ASKAと愛人」出会いの場でもしらばっくれるパソナは上場企業失格!
 〈なんでもよいからと桂庵から連れて来てもらったのが美代という女であった〉(寺田寅彦『どんぐり』)
 その昔は、桂庵、口入れ屋と呼ばれ、蔑まれていた人材斡旋業だが、今や東証一部上場である。覚醒剤所持の容疑で逮捕されたASKA(56)と愛人・栩内香澄美(37)の出会いの場は南部靖之代表(62)の人材派遣大手パソナの迎賓館だともっぱらの噂だが、代表はたんまり。中身は昔のままか。
 南部代表といえば、かつては、ソフトバンクの孫正義氏やHISの深田秀雄氏と共に”ベンチャー三銃士”と囃されたものである。
 「目の付け所が良く、機を見るに敏。時代をキャッチする力があった」
 と言うのは、何度か南部代表にインタビューしたという経済ジャーナリスト。
 「人を斡旋する仕事はもともとヤクザ稼業だったわけで、”人夫出し”といって日雇い労働者を束ねて現場に連れて行き、給料をピンハネしていたわけですから、世間であまり認められる仕事ではなかった。労働者の待遇があまりに酷いということで、国が乗り出し、労働基準監督署が規制するよ
うになった」
 その規制の流れが変わり南部代表にチャンスが巡ってきたのは1970年代後半のこと。
「高度経済成長が終わり、日本は海外企業との厳しい競争を勝ち抜かなくてはならなくなった。競争相手は欧米だけではなく、人件費の安い新興国も追い上げてきた。日本企業としては、コスト削減をしなければいけない。となれば、景気に左右される職場では正社員を減らして、非正規社員、
派遣社員を求めるようになった。その時代の要求に南部氏が応えたということでしょう」
 とは、ジャーナリストの高橋篤史氏である。
「ただし、先見の明かあったかといえば、どちらかというと、隙間産業として企業のニーズに入り込むのが上手かったといった方が近い。さらに、事業を拡大する中で、テレビCMにアメリカの女優ジョディ・フオスターを起用したりして、人材派遣のネガティブなイメージを払拭した。パソナは良い印象を与え、登録するスタッフも集めやすかった。派遣先として大手企業、特に銀行、証券などを掴ん
でいる強みもあった」
パソナ株は下落
 03年には東証一部に上場を果たすが、その前にこんなことがあった。
 「上場の少し前に南部さんは代表権を返上して、雇われ社長にその座を渡し、その数年後に再び代表の座に返り咲きました。当時、投資家にとってパソナのイメージは良くなかった。南部さんが投資ジャーナル事件で服役中の中江滋樹が仮釈放される日に、車で迎えに行ったのは有名な話ですが上場の際に”南部色”を消そうとしたのではないでしょうか」(高橋氏)
 07年には小泉内閣で規制緩和の旗振り役だった竹中平蔵元総務相を特別顧問(現在は会長)に迎えたが、南部代表の政財界や芸能界との幅広い人脈は、今回の覚醒剤事件の舞台となった迎賓館で夜な夜な開かれるパーティで築かれたものだった。その招待客の中にいたのがASKAで、接待役の一人が栩内だった。
 この二人の逮捕後、南部代表は公の場所に姿を見せず、口をつぐんだまま。
 「報道後、パソナの株価は下がった。経済的な影響も出始めていた。事実関係ぐらい説明すればいい」(同)
 南部代表の名剌にはこんな言葉が刷られているという。
 〈ethics〉
 倫理、道徳というその意味を、ぜひとも噛みしめてもらいたいものである。

▲:で、「三銃士」の共通点は何なのか?