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2014年7月18日金曜日

感想 黒岩静枝


"Everything must change"は、笠井紀美子の歌だけでいい、と思っていたけれども、ラジオでこの黒岩静枝の歌を聴いて驚いた。彼女の歌も素晴らしいけれども、伴奏のピアノが痺れるのである。
 まるで、朝陽が昇ったばかりの薄靄の浜辺を歩いている女が歌い、その伴奏を波・潮騒が優しくやっているような、そんなピアノなのである。歌う女の足もとを、女をいつくしむようにピアノがついてゆく。ベースもドラムも心地良い。しかしなんといってもヴォーカルとピアノが創り上げる束の間の風景は、どっぷり浸かるに十二分に値するほど魅力的である。