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2013年9月13日金曜日

私ならHISを利用しない

トルコバス事故でHISが負傷者と和解 東京高裁
2013.9.13 17:58 産経
 トルコ中部コンヤで平成18年、バスが横転し日本人観光客24人が死傷した事故で、重傷を負った40代の女性がツアーを企画した旅行代理店「エイチ・アイ・エス」(HIS)に約1700万円の損害賠償を求めた訴訟は13日、東京高裁(福田剛久裁判長)で和解が成立した。和解条件は双方とも明らかにしていない。

 事故は18年10月に発生。1人が死亡、23人が重軽傷を負った。左足の指3本を切断するなどの重傷を負った原告女性を含むツアー参加者8人が21年6月、HISを提訴。女性以外の7人は今年3月、和解が成立した。

 1審東京地裁は4月の判決で、「事故は運転手の不適切な運転で発生し、HISが直接の賠償責任を負わない」と判断。旅行行程の設定やバス会社の選定についてもHISの過失を認めず、女性の請求を棄却していた。



HISの過失認めず トルコバス事故訴訟 海外旅行で被害、補償に高いハードル
2013.4.23 00:43 産経
 トルコ中部コンヤで平成18年、バスが横転し日本人観光客24人が死傷した事故で、負傷した40代の女性がツアーを企画した旅行代理店「エイチ・アイ・エス」(HIS)に約1700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、東京地裁であった。花村良一裁判長は「安全確保義務に違反したとは認められない」として、請求を棄却した。

 花村裁判長は「事故は運転手の不適切な運転で発生し、HISが直接の賠償責任を負わない」と判断。旅行行程の設定やバス会社の選定についても過失を認めなかった。

 事故は18年10月に発生。1人が死亡、23人が重軽傷を負った。原告女性ら8人が21年にHISの賠償を求め提訴し、女性以外の7人は和解が成立している。

 HISは「これまでに引き続き誠意を持って対処していく」としている。

      ◇

 エジプト南部の観光地、ルクソールで19人が死亡した2月の気球墜落など、海外ツアー旅行で日本人が巻き込まれる事故は後を絶たない。旅行会社への賠償請求を棄却した地裁判決は、被害者の補償に高いハードルが存在する現状を浮き彫りにした。

 原告の40代女性はバス事故で、左足の指3本を切断するなどの重傷を負った。「何の過失もなく重度の障害が残ったのに、十分な補償がなされないのは納得できない」として約4年に及ぶ訴訟を続けてきた。

 しかし、判決は現地の事業者が起こした事故について「手配代行者の関与しない損害に対する賠償責任は負わない」とした契約約款の規定に言及。旅行会社の責任を限定的に捉え、(1)事故時の旅行行程は他ツアーでも一般的(2)十分な実績のあるバス会社を選定していた-などして請求を退けた。

 賠償は現地の当事者に求めざるを得ないのが実情だが、旅行自体も代理店の仲介を要した被害者が、賠償交渉を直接行うのは極めて困難だ。女性は和解交渉の折り合わなかったHIS側の協力を得られず、訴訟と別にトルコの弁護士に依頼しバス会社側と直接交渉。「個人では費用もかかり、限界があった」と振り返る。

 海外旅行トラブルに詳しい坂井崇徳弁護士は「旅行会社側は法的責任がないといって対応を怠るのではなく、旅行前の情報提供や事故後の交渉について、より一層誠意ある姿勢を示すべきだ」と話している。

▲:事故を起こすような危険なバス会社を結果的に客に提供したというHISの「愚かな選択」は、日本の裁判では過失とはならない。