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2013年5月9日木曜日

天海祐希の心筋梗塞 その3

 天海祐希その人には、私は全く興味がない。
 彼女と同期の絵麻緒ゆうの舞台なら、宝塚の大劇場で見たことがあって、「感動した」ことならあるけれども。

 天海祐希の今回の「事件」、仮に、仮定の話として、彼女が「重症の喫煙者」だったとして、思うところを記しておきたい。
 舞台女優が、仮に重症喫煙者だとしたら、アウト、だろう。
 たとえば、勘三郎もアウト、だらしなかった。歌舞伎役者勘三郎が、ぐでんぐでんに酔っぱらっている姿は、何度か映像に捉えられている。とにかく酒が好き、というレベルではなく、酒に溺れている、醜悪な飲み方をあの齢になってもやっていた。しかも、噂では、勘三郎は喫煙もしていたという。それが事実なら、多量の飲酒と喫煙が、食道癌発生の確率を何十倍にもするのだから、彼が食道癌になったとしても不思議ではない。それくらいの知識はあったのではないだろうか。周辺の人間も、勘三郎に飲酒と喫煙で身体を壊す、つまりは、舞台に立てなくなる、ことを忠告していたと思う。しかし、勘三郎は不摂生を続けた。
 私はテレビで何度も(!)勘三郎の泥酔映像、あるいは泥酔を自慢している彼の話ぶりを見たことがある。ハードデスクには、フジテレビの追悼番組で、昼間から酒を飲んでいるこの男の姿も残している。
 舞台に立つ人間なら、健康を保つのも仕事のうちである。しかし、勘三郎にはそんな基本的なこともできなかった。

 同じことが、天海祐希にも言える、仮に彼女が重症喫煙者だとしたら。
 今日のテレビ番組も、幾つか録画しておいた。テレビ朝日の「バーニング・モーニング」には、南淵明宏が出てきていたのだが、心筋梗塞予防法として、ラジオ体操とかして規則正しい生活をする、だの、コレステロールが高ければ治療する、だのと言うだけで、たばこのたの字も口にしない。
 コメンテーターの一人は、「健康には人一倍気を遣っていた天海さんがどうして心筋梗塞になったのか」と、憤懣やるかたないように芝居がかったセリフを吐くのだが、天海祐希がたばこを吸っていたかどうかについては、ヒトコトの言及もない。
 同じことが、昼のTBSの「ひるおび」でもあった。ここでも、天海祐希がたばこを吸っていたかどうかは全く触れられていない。
 たばこを吸っていたとしたら、それはCMに影響が出る。化粧品や薬の宣伝に使われている女優が、たばこを吸っていて心筋梗塞ということになれば、以後のそうしたCMオファーは来なくなるだろうし、大損害になる。だから、事務所は、たばこについて触れないように「お触れ」を出しているのかもしれない。
 少なくとも、どの番組でも、「天海祐希はたばこを吸っていなかった」とは言っていない。健康に気を遣っていた、と、取り繕っているばかりで、たばこについては決して触れていなかった。

 呆れた。

 40代の女性が心筋梗塞になるとしたら、統計学的にも、最も大きな要因は、喫煙だろう。それこそが最大のリスクファクターだろう。
 その事実には決して触れずに、ストレスだの、40代の女性も気をつけましょう、検査を受けましょう、だのと、本質からどんどん離れた合唱をマスコミは繰り広げている。
 いやはや、「統制された日本の御用マスコミ」の虚像宣伝には、恐怖すら感じる。

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